2018作品


「ことばのおへやvol.1」

ことばがあるく町よ日よ
『ことばのおへやvol.1』 小さな詩集(写真と言葉)を作りました


☽少しいいかな 話しても
 君にあげたい 物がある
 ポッケに隠して 持って来た
 君がこれから生きて行く 世界の名前です 「愛の界」


☽死ぬ程泣いたら まるまるふかふかのおにぎりのように
 感情を握ってあげてください


☽愛する人が死んだ時は
 新聞広告の裏に 沢山の文字を書けばいい


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宗教工芸社 
第10回 フォト&エッセイコンテスト

 入賞  佳作


「朝闇に仏壇を連れて」

篠﨑美江子



賞品
 京の香老舗山田松香木店「匂い袋」を頂きました。
佳作ですので文と写真は掲載されていませんが、
励みになりました。


宗教工芸舎HP

「朝闇に仏壇を連れて」 篠﨑美江子
 まだ町が目覚めぬ朝、二段に組まれた仏壇の上段を軽自動車に乗せ下段をその場に残したまま家を出た。江戸時代からの先祖の戒名が複数。人目を憚(はばか)り少しの荷物を運び出し財を投げて母と二人小さなアパートに越した。母は認知症に父は空に昇っていた。幾度も困難はあったが、この家の過去と未来の最期の砦である仏壇を自分が守(も)りするとは考えもしなかった。何より仏壇を動かし、ご先祖様が一緒に来られたかを心配した。三年棲む半ば頃から母は入退院を繰り返し、老人施設に入所した。
 私は毎日四回、仏壇に話し掛ける。朝の挨拶は何よりも一番先に。三度の食事は「家のご飯は一粒万倍、食べても増えます、空腹な方に差し上げてください」と祈る。人の手を借りて生きる程、墜落し貧しいかも知れないが、心はこんなに豊かであると実感した。又それ位しか私の生活の取り得は無かった。
 30年も小説を書きながら売れず「うだつがあがらない」と自分を卑下したが、先頃「詩」の入選を機にその言葉を封印した。書いて来られた事が幸せであった事に気付き涙が出た。
 私が毎日紡ぎ出している「文」の文字が付く曽祖父の兄妹達、顔も知らぬ先祖の方々の温もりが家の中にある。生活も仏壇も小さくなったが、私が産まれた軌跡が落とし込まれ私の息の中にも生きている。感謝という言葉では足りず、言い表す言葉は見つからない。
 先頃、都会で暮らす息子が病に伏せり荷物をまとめて帰郷した。部屋数が無い為息子の部屋に仏壇がある。帰るなり嬉しそうに祖父に挨拶をし、当たり前のように一緒に寝起きをしている。曾祖母も可愛い曾孫を眺めているだろう。私はご先祖様に呼ばれてこの家に戻り、子供達をこの家の養子に連れて来たのかも知れないと思った。私の次に仏壇の守りをするのは故郷に舞い戻ったこの子かも知れない。この先何が遭っても先祖が集まる戒名の木板一枚一枚を大事に持って生きて行こうと思っている。
 






2017作品

「日本現代詩人会 」第6期 入選
(2017年7-9月期)-2017年11月発表-


「口上」



篠﨑美江子









--日本現代詩人会HP--
石田瑞穂先生の選評が掲載されています
口がきけない時は
風の隣で 好物を食べればいい

部屋から出られない時は
時間のたすきを貰い 寝て起きてすればいい

心が息をしない時は
カモメと砂浜で 沢山の足跡を付ければいい

言葉が体に刺さった時は
涙の湖に 浮き輪を付けて浮かぼう

明日が見えない時は
はぐれた雀と 寝床を作ればいい

食物が飲み込めない時は
ごみ箱をひっくり返したような雪が降る町に行こう

死んでしまいたい時は
糸を巻いて ミノムシのような小指をこさえよう


一世一代の朝が来た時は
親も友も一人も起こさず 旅立たなければならない


愛する人が死んだ時は
新聞広告の裏に 沢山の文字を書けばいい





2016作品
 「道の夜明け」 助川久美子 
ビクターエンタティンメントLOHAS求曲グランプリメジャーデビューから第二弾CD
(写真・タイトル・文art direction・篠﨑美江子)

「道の夜明け」  助川久美子          2016_12_4発売
           
*盛大な事も非力な事も人生から取り外し、全てを一旦その場所に置いて、何も悔やまず、後ろを振り向かず、ひたすらに「道の夜明け」を歩いて行けば、本当に「信頼」すべき物に出会えるだろう。

助川久美子・煌めきの第二弾「心を揺らし温めてくれる」アルバム。
第一回ビクターエンタティンメントLOHAS求曲グランプリメジャーデビュー

produce/Anthony K.
文/art direction/photo=篠﨑美江子
design/阪本正義(Tin Pan Alley)
sound advise/井ノ浦英雄
録音/ミックス/マスター/神成芳彦(スタジオ雷庵)

作曲/助川久美子/   作詞 /Anthony K./篠﨑美江子
助川久美子 http://sukekumi.com/
℗&© 2016 Howling Wolf Records  made in Japan http://nasu.howlingwolf.info/
         

 
 

ご購入はこちらから→ Howling Wolf Records






 B a c k N u m b e r 




緑色の馬 The Green Horse 

ロッタを思うとやっぱり悲しいし、思い出すと涙をこぼす。
それは、レトルトパックの「悲しみ」をレンジでチンしたみたいに

第一にして、私はナツさんの分身なんです。
こんな・・ですけれど。


あるとき、リクルートスーツを着た
緑色の馬ロッタが目の前に出現する。


『存在』が何なのか、
今、世界中の人に話したい――。



ブーニ(猫)のしっぽはお尻の付け根でチョン切れてなかった。ミミは「いまに日本中の県に暮してみせる」と言った。
石田さんは「もう家は持たないかな・・」と言った。今西さんは毎日「特製入浴剤」を僕に試させ効果をしつこく訊いた。
小口君は特別優秀な頭脳をしていた。僕は左足の太腿から下が義足で―歩くと振りこのようだった。

 The fantasy with full of love from Mieko's World 
定価(本体1,500円+税)>>>文芸社
ご購入はこちらから出来ます。(書店で予約も出来ます)
>>> amazon.co.jp>>> ヤマトブックサービス>>>紀伊国屋BookWeb


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「ベガー・ヨシジ」
・・・THE WORLD IS LOVE

…僕の家に来て一緒に暮らしませんか」…
この小説は「とても愛」です。

30年間物乞いをしてきたヨシジが、あるとき青年と出会い、
青年と暮らすようになり、やがて社会に更正し、全く未知の自分を手にする。
ふたりの果てしない愛と友情が描かれる、涙のヒューマンストーリー。

あなたは「究極の愛」を手にしています―― ヨシジ。

「雪は降り続いている。カーテンを開けて窓の外を見てはいけない。
それは、素敵過ぎるから。静かな夜、決して眼を開けてはいけない。
雪が降っていることだけを感じよう。そうすれば、雪が降らない日にも、眼を閉じると雪が降っている。それは、世界に雪があった日をもたらす。世界に家族があった日をもたらす。故郷があった日をもたらす。
(本文より)

                                      1999年9月1日 刊行定価(本体1,300円+税)

                                                              文芸社







「自尊心」

天才か奇人か!
待望の強烈新人、いよいよ登場!
心をつき刺す言葉のバイオレンス
現代の閉塞感を突き破るパワー全開!


時は夜に傾く。
東空が黒い烏で埋まり
電線には赤毛の蟻がごまんと垂れ下がる。
……
この胸から誰かの両手が出て私の身体を抱き締めて
居てくれなくちゃ死んぢゃう。(本文より)

25才のクリスマス、私の自尊心は完熟していた。

  1997年6月10日 刊行  定価(本体800円+税)


彩図社






「オトナのための子守唄」
2004_8_10発売

助川久美子 featuringOPUS
時間の流れが変わるうた
ウッドベース弾き語りとアコースティックギター・・・
ゆったりと雲がながれるようなやすらぎの中へ
project「LOHAS」とは、健康と地球へのやさしさを意識すること、music for LOHASは、音楽を通じてLOHASを考え次世代に伝えたい新しいスタンダードを創唄していくプロジェクトです。
「LOHAS」http://www.jvcmusic.co.jp/lohas/
ビクターエンタティンメント
photo__篠崎美江子
art direction and Design__阪本正義・篠崎美江子