以前、「今後、どんなパーツが欲しい?」と聞かれて「エンジンマウントか、エンジンダンパーが欲しい」と答えたことがある。

 そんな折り、ラックから“エルシュポルト”ブランドでエンジンストッパーが発売された。

 「ダンパー」ではなく「ストッパー」である。

 画像で解るように、かなり強固なパーツである。

 ダンパーとの違いは、振動や衝撃を吸収するのが、ブッシュであるということ。

 画像のようにリンク部に硬質ゴムのブッシュが圧注されている。

 取り付けは、当然自分でやる。

必要な道具は画像の通り。

・電動ドリル
・ハンマー
・シャーシリーマー
・六角レンチ(6mmと8mm)
・センタポンチ
・鉄工用ドリル刃(最終的に10mmまで)
・14mmメガネレンチ
・14mmソケットレンチ

こんなもんで大丈夫です。

しっかしキタネエ机だな・・・。

 まず、ストッパー本体をバラしましょう。

 まず、エンジンブロックのサービスホールにエンジン側のマウントを着けます。

 これは、文字通りボルトオン。

 次に、エンジンルーム上方後端にあるフレームへの穴あけをします。

 マウントを当てて、マーキングをしセンタポンチを打ちます。
 細めのドリルから徐々に穴を広げて行き、最終的に10mmの穴をあけます。

 画像は、上からのぞき込むようにして撮影したので、天地が逆になってます。

 穴あけが終わったら、フレーム側のマウントを、ボルト固定します。

 ロッドのターンバックルを回して、長さを調整します。

 両マウントにメガネとソケットで固定します。

 最後に、ターンバックルの固定用ボルトをフレアナットもしくはモンキーレンチで締めましょう。

これで完成。所要時間は約1時間。

エンジンストッパーの功罪

 レース用車両がそうであるように、駆動輪にエネルギーをできるだけ伝達しようとするならば、回転力の発生源であるエンジンは、できるだけ強固に固定されていた方が良い。
しかし、一般車両において、耐久性と快適性を図るならば、不快な振動や騒音できるだけ押さえ込む必要がある。

 同様のコンセプトとして強化エンジンマウントがあるが、振動や騒音の面は性能とトレードオフである。

 エンジンストッパー(正確にはピッチングストッパーだと思うのだが・・・。)はエンジンの反作用のみを抑制しようというモノである。しかし、本来その目的として作られていない、サービスホールやフレームに対しての負担は避けられず、当然車両全体としての耐久性は低下する。

 その代わり、効果は絶大。加速時の出足が違う!
発進、加速するごとにその威力をヒシヒシと感じる。

 但し、ストッパーのエンジンブロック側固定位置が、左側のみなので、常にブロックに右捻りの応力が加わるコトは、かなり不安ではある。

 長く乗りたい人は止めましょうね(笑)

 後日談。

 焼け石に水的補強を行う。
2mmL字アングル材を用いての「ガゼット補強」もどきである。まっ、やらないよりはましでしょ。

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