左図は、MR-Sの吸排気系と電子制御系の模式図である。

 この中に、レゾネーターという単語が2つ存在することにお気づきだろうか?

 サージタンク内のレゾネーターと吸気管の中間にあるレゾネーターである。

 レゾネーターは正式には「ヘルムホルツのレゾネーター」と言い、バルブ開閉に伴う空気の脈動を増幅したり低減したりする装置である。

 一般的にエンジンに使用されるレゾネーターの役割は

1)吸気効率の改善
2)騒音の低減

である。

 2つのレゾネーターの内、吸気管に付いているレゾネーターの主な役割は「吸気音の低減」である。

 これが、そのレゾネーターである。

 なんの変哲もないパイプである

「ヘルムホルツのレゾネーター」には公式があり、その直径と容積、パイプ長、音速によって導き出される。

 計算上だと、だいたい4000rpm前後の脈動波に対して、逆位相の共振を起こす構造になっているようだ(計算が間違っている可能性大)

 ディーラーにて購入。価格は1300円也

 じゃあ、それをどうするのか?

 コザイクロン使用にて、吸気の整流によるエンジン特性の変化が認められたため、さらに整流効果を向上させるために、吸気管内の障害物を無くしてしまおう、という目的でレゾネーターを塞いでしまうことにした。

整流の障害物であるレゾネーターを塞ぐことによってエンジン特性の変化を見てみようと言う試みである

 レゾネーターの直径は35mmである。
「栓」としてちょうど直径の一致するゴム足を利用することにした。

 右画像のように、ゴム足を穴に押し込む。

 ゴム足のセンター部には穴が開いてるので、ゴムシートを張り付けて塞ぐ。

 ココで注意点。ゴム足の穴を残すとレゾネーターの効果を殺せないコト。
 穴を塞ぐとき、ゴム足を押し込んだ後に塞がないとレゾネーター内が陽圧となるため、使用中に抜けてしまう恐れがあるコト
 上記は守りましょう。

 あとは、交換するだけ。

 左画像の吸気管から横に飛び出ているモノがレゾネーターである。

 ホースバンドで固定されているので、緩めて交換する。

 さて、どうなりますか?

 では試乗。

 むむ・・・。これはけっこう面白い結果かも・・・。

 レゾネーター機能を殺すと、トルク特性が低速側に移るようです。

 あくまで「コザイクロン」装着が前提ですけど、体感的トルクカーブの立ち上がりが約500rpm下がって、2000rpm位からトルクが出るのを体感できました。

 街乗りがメチャクチャ楽です。
 逆に、高回転域の伸びが鈍くなったような、変わってないような・・・。

 うーん、なんと結論づけたらいいか解りませんが、体感的に上記のような結果担った次第でして。
 吸気の整流は、トルクカーブを低速域に広げる作用があるのかな?確かに「コザイクロン」でも低速域トルクは出ているのが体感できていますからねぇ。

 約2000から5500rpmまでは、確実にトルクが出ているのは確かです。

 作成は非常にカンタンだし、コストもトータル1800円位なので、実験的使用をしてみるのも楽しいかも。

 吸気音の増大は確認できませんでした。

以上!